再生可能エネルギーは地熱発電を利用すべし(3)

(3)世界の二酸化炭素排出量

2019年の世界の二酸化炭素排出量のベスト10は以下のとおりである.1位は中国で世界の全排出量の28.75%,2位は米国の14.52%,3位はインドの7.26%であり,この3か国で全排出量の50%を超える.日本は第5位で3.28%である.中国の28.75%に比べると,日本の排出量は9分の1位かであるが,一人当たりに換算すると日本の方が多くなるので,中国を批判することはできない数値だ.一人当たりで計算すると,1位はブルネイ(16.0トン),次いで米国(15.8トン),オーストラリア(15.2),カナダ(14.0),韓国(11.4トン),ロシア(11.0トン),台湾(10.9トン),日本(9.0トン)の順になる.

2019年11月,米国は温暖化対策の国際ルール「パリ協定」からの脱退を国連に通告した.トランプ大統領は2年以上前に脱退を表明しているので,驚かれていないが,世界をリードする大国の米国が脱退するのは大人げない行動である.(2021年,バイデン大統領は復帰)

       世界の二酸化炭素排出量

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データ更新日(2020年6月19日, 直近データ:2019年)

順位

国名

単位:百万トン

%

1

中国

9,825.80

28.75

2

米国

4,964.69

14.52

3

インド

2,480.35

7.26

4

ロシア

1,532.56

4.48

5

日本

1,123.12

3.28

6

ドイツ

683.77

2.00

7

イラン

670.71

1.96

8

韓国

638.61

1.85

9

インドネシア

632.09

1.84

10

サウジアラビア

579.92

1.70

 

世界計

34,169.00

100.00

 

  自国の二酸化炭素の排出量を減らすための努力をすればよいのに,日本はお節介にも火力発電所の輸出にも積極的である.この文を書いている時に,朝日新聞デジタル版会員記事(2020年8月13日 9時00分)に,「小泉環境相は昨年の第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)では,石炭火力政策で環境相として批判を浴びた.その後,石炭火力輸出の支援要件の見直しに奔走し,厳格化へと結びつけた.」とあった.